夏の休暇は奥入瀬渓流渓で、緑と美食のリトリートへ

青森旅のパート2。青森の魅力満載のテーマパーク型ホテル「星野リゾート 青森屋」の滞在翌日、今度はJR 八戸駅・青森駅から車で約1時間30分の「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」に向かいます。(JR八戸駅・青森駅からホテルまで無料送迎バス有り※要予約)

今回もグルメ旅 YouTube「腹ペコジャーニー」の運営をしているYouTuberのこやんによる「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」を取材した動画を記事と共にご紹介します。

動画の予告編はこちら ▼

十和田八幡平国立公園に属し、特別名勝、天然記念物、特別保護地区として指定されている奥入瀬渓流。そんな渓流沿いに唯一建つリゾートホテルが今回ご紹介する「星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル」です。

自然を感じながらゆったりと過ごす渓流スローライフや究極の青森フレンチを味わうといった、大人のご褒美旅をご満喫できる緑と美食のリトリートです。

大きな窓一面に奥入瀬の森が広がり、自然の迫力を感じることができるロビーには、岡本太郎作の大暖炉「森の神話」があります。優雅に激しく流れる渓流と、鳥や人間、森の妖精が踊る姿が描かれた作品です。

チェックインを済ませ、お部屋のある西館へ向かうとあるパブリックスペース「渓流-BASE」へ。ロビー同様、滞在中にいつでも利用することができます。

こちらにある大暖炉「河神」も岡本太郎作で、彼の遺作になります。奥入瀬渓流の水しぶきが水の妖精「ニンフ」に変わっていく様子を表現した作品です。棚には青森の四季、動植物、苔など自然の奥深さを学べる様々な本が置かれ、自由に読むことができます。暖炉を囲みながらくつろいでいるとゆったりとした時間が流れます。

宿泊するお部屋は「渓流と過ごす、ごほうびを。」をテーマに贅を尽くした「渓流スイートルーム」。120㎡の広々としたスペース、渓流の要素を散りばめたこだわりのデザインが施されたラグジュアリーモダンな客室です。

ダイニングルームのウォールには本物のこぶしの木が使われ、テーブルは渓流の流れをイメージしてデザインされています。ランプシェードは奥入瀬渓流に生えるきのこ「ヒナノヒガサ」をイメージ。冷蔵庫には奥入瀬名物のOirase Beerや青森ならではのシードル、アップルジュース、シャンパンまで揃います。ベッドボードには本物の苔の壁画。触ることもでき、ふわふわした感触を楽しめます。

お部屋の中には、「ブナ」、「シダ」、「モミジ」と3種類の苔玉が飾られていました。奥入瀬の自然をお部屋でも感じられます。さらに、この中から一つを選んでお土産として持って帰ることができるんです!旅の思い出をお家でも愛でることができるなんて素敵ですよね。(苔玉の内容は、その時々によって異なります)

渓流を見下ろしながら温泉をプライベートに楽しめる客室風呂。早朝に入る露天風呂は、まさに非日常のごほうび体験です。

ディナーは料理とワインのマリアージュを楽しむことができるフレンチレストラン「Sonore(ソノール)」へ。Sonoreとは、フランス語で「朗々と響かせて」という意味の音楽用語。渓流の瀬音や旬の食材を駆使したお料理と料理に合った銘醸ワインが揃っています。

お食事は、奥入瀬渓流を望むテラスでのアペロから始まります。器は渓流の流れを見立てたもの。せせらぎに癒されながら冷えたシャンパーニュと5品のアミューズを嗜むひとときは至福の時間でした。

アペロのあとのコース料理はメインダイニングに移動して。春限定のコース料理をペアリングと共に、青森の旬の食材を使用したお料理を堪能しました。

コース料理(時期により、提供内容、食材の産地が異なる場合があります。)

一品目(写真左上)は東北地方の郷土料理である「切りこみ」を烏賊とホワイトアスパラガスで表現した一皿。津軽をイメージし、シェリーというお酒に漬け込んだ塩辛のような烏賊をホワイトアスパラガスのムースに合わせて。上には赤玉ねぎとウイキョウが乗り、食感の違いも楽しめます。ペアリングはイカの甘さに寄り添うブルゴーニュのシャルドネを。相性が緻密に計算されたペアリングです。

冷前菜の「アスパラガス」(写真右上)は旬を迎えるやわらかいアスパラをまるごと1本使った目でも愉しめる一品。タルトにはスパイシーな軍鶏肉が合わされています。ワインは、ソムリエが探して見つけた珍しいニュージーランドのソービニヨンブランのスパークリングを。

地元民は茹でて花見に持っていく、花見蟹として青森で有名な”栗蟹”のパイ包み(写真左下)。蟹のほぐし身にセロリを合わせて生姜を効かせ、みそも余すことなく使用した濃厚なビスクソースがかかっています。

メイン魚料理は真鯛の炭火焼き(写真右下)。真鯛、柔らかいたけのこのフリット、春キャベツのエチュベンに、白ワインを加え貝の出汁が効いたソースのかかった春らしい一品。

その他にも青森南部地方で親しまれている郷土料理の”かっけ”や炭火で熟成牛を焼き上げたメインの肉料理、フレンチトーストにイチゴソースを絡ませたデザートなど、ボリュームも満足の全9品のコース料理で旬の味覚を堪能できます。(時期により、提供内容、食材の産地が異なる場合があります。)

次の日の朝は奥入瀬を知り尽くした渓流コンシェルジュがガイドしてくれる「国立公園プライベートツアー」に参加。奥入瀬渓流の中流約1kmを2時間かけてじっくり案内してくれます。奥入瀬渓流には日本で約1800種類ある苔のうち約300種類が生息しているとか。夏にかけてヤマセや変化に富んだ流れや滝などにより、湿潤な環境が保たれ、苔に最適の生育環境になっています。

森林に囲まれた断崖から三段になって落下している滝。長い年月をかけて森の中に蓄えられた水が止めどなく流れ落ちる様は神秘的です。奥入瀬渓流は川や滝の側に遊歩道があり近くで観察できるのも楽しいポイント。長靴を履いて泥道を歩きまわるのも普段ではなかなかない経験。1日中歩いていても面白さが尽きないという奥入瀬を愛する渓流コンシェルジュが苔スポットを丁寧に教えてくれます。

ルーペを使って苔を見て、ミクロの世界に触れるとすぐそこに広がる自然がどれだけ奥深いか、美しいか再発見することができます。渓流の湿気で潤ったキノコを観察。あまりのかわいさに、見入ってしまいます。「国立公園プライベートツアー」は1組4名あたり22,000円。

 

翌日の朝食は6月24日から始まった「おいらせ苔旅」宿泊プランの一部を体験。お部屋のコンサバトリーにてキラキラと輝く奥入瀬渓流を眺めながら「特別朝食」をいただきました。

スモーブローをスペシャリテにみずみずしいお野菜、キッシュやバジルのスープ、フレッシュジュースを。味はもちろん、その苔らしい見た目に思わずルーペで観察。まるで本物の苔を観察しているかのような気分です。

  (時期により、提供内容、食材の産地が異なる場合があります。)

ゆっくりごほうび時間を堪能し、チェックアウト。

四季の移ろいと共にさまざまな表情を見せるという奥入瀬渓流。特別な時間を過ごしにシーズンを変えてまた訪れてみたいと思いました。

星野リゾート 奥入瀬渓流ホテル
https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/oirasekeiryu/

本動画をじっくりご覧いただくのはこちら▼
https://www.youtube.com/watch?v=1ldl1Afq_Ko

Vlog /古山友子(こやん)

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フードトラベラー&YouTuber 食べるついでに観光する自称フードトラベラー。学生の頃から旅好きで、海外のデスティネーションのPR会社を経て、現在は食のPR会社に勤務。食を通して観光やその土地の文化を知るのがマイブーム。街歩き、雑貨屋巡り、食べ歩き、旅のYouTube「腹ぺこジャーニー」を撮ってます。
腹ぺこジャーニー https://www.youtube.com/channel/UC4BzazavFxr6WIBxv7mgeKQ



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