シンガポールには、どんなイメージがありますか?
常夏のガーデンシティー、高級ホテルとインフィニティプール、多民族が暮らす国際色豊かな都市……。すべて正しいけれど、それだけではないんです。シンガポールの魅力を深堀りして発信するキャンペーン「Made in Singapore(メイド・イン・シンガポール)」がスタートしています。果たしてどんな内容なのか、10月にオープンしたばかりのナイトクラブ「Zouk Tokyo(ズーク トウキョウ)」で催された発表会にお邪魔してきました。
想像以上にユニークで、思いがけないシンガポールの魅力を発掘
シンガポールの大きさは、東京23区より少し大きいくらい。未来的な都市景観と自然が共存する美しい街の魅力は多くの人が知るところ。けれどもこの国には、まだまだ知られていない「予想外」の体験がたくさんあるといいます。それらを発掘し、これまでの旅行に少しひねり加え、シンガポールでしかできないユニークな体験を提案するのがこのキャンペーンです。
発表会の会場となったのは、以前に W LIFEの記事でもご紹介した「Zouk Tokyo」。今年の10月、シンガポールの老舗ナイトクラブが日本に初進出し、大きな話題となった場所です。
この日はイベントに合わせて作られたオリジナルカクテル「シンガポール・ブリス」のふるまいからスタート。会場は早くもパワフルなサウンドと、シンガポールの夜をほうふつとさせる照明で、発表会が始まる前からヒートアップしていました。
3人のインフルエンサーがそれぞれの視点で魅力を発信
今回のキャンペーンでは、大胆かつ遊び心あるアプローチで、シンガポールでなければできない「Made in Singapore」の体験の魅力を伝えます。そのインフルエンサーとして選ばれたのが、ノルウェー出身のコメディアンで、動画クリエイターとしても活躍するミスターヤバタンさん、絶景写真を使ったアート作品を幅広く手掛けるフォトグラファーのAyaneさん、女子旅・グルメインフルエンサーとして各地の魅力を紹介しているトンちゃんさんの3人。
すでに現地に出掛け、最新スポットを体験してきたというミスターヤバタンさんのテーマは「プレイタイム. Made in Singapore.」。ローカルレストランの厨房に潜入したり、今年の春オープンしたばかりの「Bard Paradise(バードパラダイス)」を訪問し、さっそく自身のインスタグラムのストーリーズで紹介しています。
いっぽうのAyaneさんは学生時代に半年間のシンガポール留学の経験があるとのこと。現地を知り尽くしているAyaneさんですが、今回は「カラーズ. Made in Singapore.」をテーマに「予想外」の瞬間をとらえ、多彩なシンガポールを紹介してくれるそうです。
この日、登壇が叶わなかったトンちゃんさんは「ミールタイム. Made in Singapore.」をテーマに、ローカル料理から世界の美食家を魅了するファインダイニングまで、ダイナミックなフードシーンを巡る予定とのこと。3人のインフルエンサーがそれぞれ、どんな視点でシンガポールを深堀りして紹介してくれるのか楽しみですね。
最後にシンガポールを訪れたのは、10年以上も前のこと。ホテルのアフタヌーンティーと夜景を楽しんで、あとはショッピングというスタンダードな楽しみ方でしたが、改めて予想外の魅力を発掘しに出かけてみたくなっています。
シンガポール政府観光局
https://www.visitsingapore.com/ja_jp/
Text / 永田さち子
ライター・編集者。医学雑誌、スキー雑誌の編集を経てフリーランスに。旅行書、雑誌を中心に旅、グルメ、料理、健康コラムなどを執筆。ハワイに関する著書に、『ハワイのいいものほしいもの』『おひとりハワイの遊び方』『ハワイを歩いて楽しむ本』(実業之日本社)、『50歳からのHawaiiひとり時間』(産業編集センター)ほかがある。旅行情報サイト『Risvel(リスヴェル)』にコラムを連載中。http://www.risvel.com/column_list.php?cnid=6