帝国ホテル 東京は、トルコ・日本外交関係樹立100周年を迎えることを記念し、トルコ共和国大使館後援の下、4月1日(月)から4月30日(火)まで帝国ホテル 東京、本館17階インペリアルバイキング サールにて「トルコフェア」を開催しています。“料理は、国や民族の歴史、文化、伝統の結晶”その国の食べ物を知ることは、国際理解の一歩になる”と考え、1964年の東京五輪をきっかけに、帝国ホテル 東京では、これまで20以上の国と地域のフードフェアを開催してきましたが、トルコ料理をテーマとしたフェアは今回が初開催となります。
オープニングセレモニーでは、駐日トルコ共和国特命全権大使 コルクット・ギュンゲン氏よりご挨拶がありました。
「世界三大料理の一つと称されるトルコ料理は、中央アジアにルーツを持ち、その後アナトリアでさらに豊かに育まれ、オスマン帝国時代には3つの大陸を結びつけた歴史があります。
地理的に三方を黒海、エーゲ海、地中海に囲まれていることも多様な食文化に寄与しています。トルコと日本が外交関係樹立100周年を迎えた今、両国の文化的な関係があらゆる面でますます深まっていることを大変嬉しく思います。」
今回の「トルコフェア」では、本国から招いた3名のシェフが監修した家庭料理からスイーツまで全約19品が提供されます。豊かな食文化を背景に海や大地の豊富な食材に加えて、食材の持つ水分とバターやオリーブオイル、塩、玉ねぎやにんにく、スパイス、トマトソースなどを使って風味豊かな味わいをあらゆる方法で引き出しています。
メニューの一部をご紹介します。ヨーグルト、ニンニク、きゅうりのハーモニーが思いがけない美味しさを生み出す「ジャジキ(きゅうりのヨーグルトスープ )」、揚げたミートボールと別々に炒めたジャガイモ、トマトを合わせてオーブンで焼いた「イズミル・キョフテ(イズミル風ミートボール)」、野菜とハーブをオリーブオイル、レモン汁でさっぱりと和えた、トルコでは定番の「チョバン・サラダ(羊飼いのサラダ)」、水で溶いた小麦粉を細い麺のように伸ばし、ピスタチオ、バターなどと合わせてオーブンでこんがりと焼き、仕上げに砂糖のアイシングをかけた「テリカダユフ(ピスタチオ入り焼きカダイフ)」など、食材も調理方法もバラエティー豊かなトルコ料理は、豊富なスパイスを使い、トマトやナスなどの豊富な野菜、肉類など素材の味を生かしたバランスの良い繊細な味付けが特徴でとてもヘルシーです。
トルコフェアの開催期間中は、トルコ料理や通常メニューのフランス料理と中国料理が提供され、世界三大料理をブフェスタイルで味わえるのが魅力。また、「トルコフェア」に合わせトルコビールやトルコワインのメニューもありました。
トルコ料理には、五感に訴えかける魅力がありました。
「トルコフェア」をきっかけに今年はトルコを訪れ、カッパドキアから見る朝焼けを見たいと思います。
帝国ホテル 東京「トルコフェア」概要
期間:2024年4月1日(月)から2024年4月30日(火)まで
会場:帝国ホテル 東京 本館17階 インペリアルバイキング サール(東京都千代田区内幸町1丁目1-1)
https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/sal/
Text /佐保田 香織
総合商社→流通コンサルタントを経て幼い頃から親しんだ和の世界へ。きものサロンを主宰し、着付けのマンツーマンレッスンや着物イベントを企画。着物で食べ歩きをするなかでフードアナリスト資格を取得し、フードアナリストとして商品開発やメニュー開発、メディアでの情報発信など食の分野でも活動している。