12月の頭にハワイに行って来ました。一緒の職場で働いた旧友が、その後の長年のNY暮らしから心機一転ハワイへ移住。ゼロからスタートして今はいきいきとホテルで働いているのを見て、会いたいなと思い始めたのがきっかけ。とかく「ハワイは高くつく」という報道も多いのですが、本土から見ればそんなにハワイだけが高いわけではないし、逆に旅の工夫しがいがあるというもの。そんな気持ちで出かけたワイキキでいろいろ見つけた新しいハワイのお気に入りをお届けします。
1. ライブミュージック&ハッピーアワーの組み合わせ
久々のお休みという友人と早い時間の待ち合わせには、お得な「ハッピーアワー」を利用。ワイキキの中心にあるスーパーマーケット「ワイキキマーケット」の1階、「ピコ・キッチン+バー」へ。ハッピーアワーは、毎日午後の2-5時から、スパイシーなガーリックシュリンプ13ドルとハイビスカスティーを使ったきれいな色のハイビスカスリタというカクテル10ドルをオーダー。カクテル2杯にププ(ハワイの前菜)をつまんでまったり。お財布にも優しいアペロです。
2. ワイキキで便利なテイクアウト充実のスーパーマーケット
「ワイキキマーケット」は、品揃え豊富でローカルのものも揃ったスーパー。2023年にグランドオープンして、デリ、ベーカリーにテイクアウトコーナーも充実。飲食できるコーナーもあります。ワインやビールもかなり揃っているのが嬉しい。
サンゴ礁に害を与える化学物質オキシベンゾンとオクチノキサートを含まない日焼け止めをここで購入。またマウイ島のクッキー(ショートブレッド)は売り上げを全額マウイ島の復興支援に寄付しているそう。6個入り6.99ドル、10個入り13.99ドルとお手頃でパッケージもかわいい!
3.トロビカル感とフレッシュな美味しさに驚きのハワイのワイン
この日は、友人のコンドでハワイ産ワインのパイナップル・ワイン「MAUI BLANC」も。手摘みされたマウイ ゴールド パイナップル100%のワインは、酸味とパイナップルの甘みがほどよく、トロピカル感いっぱい。ステンレス発酵で若々しく香りもフレッシュで喉越しよく飲めるワインです。甘過ぎずハワイらしさも楽しめてこれも新しい気に入り決定!
4.改装終えたハレクラニ、やっぱり天国にふさわしい館 !
ワイキキの憧れホテルと言えば、「天国にふさわしい館」という名の「ハレクラニ」。コロナ禍には改修工事をしていたので、リニューアルオープン後に初めて訪れました。レストランの「ハウスウィズアウト・ア・キー」が広々とオープンな感じになって、中央にバー「アールズ・アット・ハウスウィズアウト・ア・キー」が出来ています。シグニチャーカクテルはどれも素晴らしいのですが、私はハレクラニの前に広がる癒しの海と同じ名前の「カヴェヘヴェヘ」をお願いしました。ハワイ産のラムをベースに美しいブルーのカクテル、その海と同じく一口でうっとりとなります。
お天気が優れず、せっかくのハレクラニなのに雨…しかし、客室からの眺めを見てびっくり。淡水が湧き出して古代から癒しの海と言われるカヴェヘヴェヘは、雨でもやはり美しい色合いだったのですね。翌朝はきれいに晴れて、朝食に「オーキッズ」へ。ハウス ウイズアウト ア キーの品数に驚くビュッフェも有名ですが、オーキッズは、爽やかな空気に満ちたファビュラスな場所。折り目正しいサービスから何から至高の朝食を味わえます。
5. 上品なローカルブランドが揃うショッピングモールへ
お天気が今ひとつのワイキキでどうするか?ここは、ちょっと足を伸ばして高級住宅街のカハラにある「カハラモール」へ。雑貨、アクセサリー、アロハシャツ、水着などローカルブランドのショップのセレクトにも上品さを感じます。ホールフーズやフードコートもあって便利。私は、どうしてもハワイの麺料理「サイミン」が食べたくてすぐ近くの「ZIPPY’S」 へ。お値段手頃で庶民的なダイナーは、地元の人が食事を楽しんでいて、ロコな気分で過ごせます。あっさりしたサイミンは、7.55ドル。優しい味でオススメ!
近くの名門ホテル「ザ・カハラ・ホテル&リゾート」では、ゴージャスなホリデーデコレーションがされていました。2024年1月には開業60周年で、6月30日まで60周年アニバーサリー宿泊プランが出されているそう。こちらも目の前の広々したビーチと海、そしてイルカのいるプールやゴルフコースとまた訪れたいホテルです。
弾丸で訪れたハワイ、そして雨のワイキキでしたが、それでもとても癒された気分。そして、新しいお気に入りもいろいろ見つけて充実のホリデーでした。
Text / W LIFE編集長 小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。