美しく描かれた花で満開となった美術館で心も華やぐひとときを!

山種美術館で開催の特別展「花・flower・華 2026 ―横山大観の桜・川端龍子の牡丹・速水御舟の梅—」は春の到来をことほぎ、花が描かれた名画を楽しむことができます。

美しく咲く花々は、古くから人々の心を魅了してきました。季節ごとに多彩な表情をみせる花は、四季を象徴するモティーフとして愛され、絵画の主題としても描き継がれています。朝日に輝く山桜を描いた横山大観《春朝》、雨上がりの陽光の中で咲く紫陽花をみずみずしく表した山口蓬春《梅雨晴》、色鮮やかな菊花が目を楽しませる酒井抱一《菊小禽図》、紅梅の咲く古木と白梅の咲く若木とが対照的な速水御舟《紅梅・白梅》など、四季折々の花の名画が一堂に会します。

菱田春草《桜下美人図》1894(明治27)年 絹本・彩色 山種美術館

見返り美人画です。右下にちらりと描かれた動物にも注目してみてください。

横山大観《春朝》1939(昭和14)年頃 絹本・彩色 山種美術館
見飽きることのない、日本人の心にある桜の風景です。

朝日に輝く山桜が画面いっぱいに描かれています。大観は山桜を好んで取り上げています。江戸時代の本居宣長の和歌をテーマに描いた作品《山桜》(福岡市美術館)もあります。この作品は、その和歌の歌を彷彿とさせ、山桜と太陽を日本の象徴として描いたものと考えられています。

川端龍子《八ツ橋》1945(昭和20)年 絹本金地・彩色 山種美術館 尾形光琳の屏風に刺激を受けて誕生した作品。

館内は、花の絵が満開で、とても華やかな気分になります。菱田春草の《白牡丹》という作品は花の左上にうっすらと蝶々が描かれていたりと、じっくりと絵と向き合うことで気がつく発見もたくさんあります。ぜひ、ひと足早く、春を感じに美術館に訪れてみませんか。

Cafe椿では、特別展に合わせた青山・菊家の繊細なオリジナル和菓子をお抹茶と楽しむことができます。
雨あがり、桜がさね、春の夜など名前も美しい和菓子が並びます。
気分が上がる新作も加わったステーショナリーは、どれも山種美術館所蔵品をデザインしたオリジナルで人気です。


※本文中の所蔵表記のない作品は全て山種美術館蔵


特別展「花・flower・華 2026 ―横山大観の桜・川端龍子の牡丹・速水御舟の梅—」

会 期 2026年2月28日(土)~5月10日(日)

会 場 山種美術館(〒150-0012 東京都渋谷区広尾3-12-36)

開館時間 午前10時~午後5時 (入館は午後4時30分まで)

休館日 月曜日[5/4(月・祝)は開館]

入館料 一般1400円、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です) 春の学割:大学生・高校生500円

https://www.yamatane-museum.jp

Text /酒・食・旅・文筆業 磯部らん

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コミュニケーションやマナーに関するビジネス本を多数出版。とくに発展途上国が好きで、アマゾン川でピラニア釣り、南インドにドーサを食べになど、好きなことをしに海外をひとり旅する。日本酒利き酒師。http://isoberan.com



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