みんな知ってる岩手県のあのお菓子が世界的なチョコレート大会で受賞 ?!

小麦粉の素朴な味わいのせんべいにピーナッツやゴマが入った「南部せんべい」。頰かむりをしたおばあちゃんがせんべいを焼いているイラストの描かれた「巌手屋」のおせんべいは、スキーで岩手に行った時などおみやげによく買ったという人も多いのでは?

 

このイラストのおばあちゃんは、この南部せんべいを製造販売している小松製菓の創業者小松シキさん。小松煎餅店として70年前に創業、平成14年に亡くなられたのですが、その人生はまさに”おしん”のよう。奉公から身を起こして、南部せんべいの代表的なメーカーにまで育てた女性です。

今や、大人気商品の「チョコ南部」はじめ100種類以上のさまざまな南部せんべいを製造販売をしています。南部せんべいを割って使うチョコ南部は、開発途中で大反対も受けたそうですが、今や看板商品の一つに。チョコレートにサクッとした香ばしい南部せんべいがとてもマッチします。

商品の開発販売にチャレンジする社員の情熱は熱く、かつて実際にあった「チョコ南部」1,000万円相当の破棄という事件の秘密をなんと映画にして放映してしまうほど。この映画「告白」はネット視聴もできます。

巌手屋 短編映画「告白https://www.youtube.com/watch?v=P1LScuJzHRM&t=5s

様々なチャレンジのなかで、「チョコ南部 PREMIUM『Nanbu Tablet』」が、今年、世界的なチョコレート大会「インターナショナルチョコレートアワード(ICA)」のアジア・パシフィックブ部門で銀賞を受賞。今年、2018年は創業者小松シキの生誕100周年だそうで、社員は感慨もひとしお。

チョコ南部PREMIUM「Nanbu Tablet」は、¥2,160(税込み)。ビターなチョコレートに隠し味として三陸産の塩が使われていて、大人の味わいで見た目もお洒落。ネット通販で購入も可能。

2016年には、岩手県二戸市に誰でも見学できてイートインスペースもあるガラス張りの工場「北のチョコレート工場&店舗2door」をオープン。周辺には、創業者の「小松シキ・記念館」や食事処まで作り「南部煎餅の里」というお土産スポットを作り上げています。

お祝いの酒は、同じ岩手県二戸市の蔵元で2017年の「インターナショナルワインチャレンジ(IWC)」でチャンピオンサケに輝いた南部美人の瓶内2次発酵の「あわさけスパークリング」。冬は雪深い岩手県ですが、こんな世界に挑戦する熱いメーカーが出ているんですね。

小松製菓(南部せいべい乃巌手屋) http://www.iwateya.co.jp

南部美人 https://www.nanbubijin.co.jp/

Text /W LIFE 編集部

 

 

 

 

 

 

 

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