シンガポール在住の栗尾モカです。日本に家族で帰国してのお出かけ。季節のイベントやアクティビティが充実している「星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳」へ行ってきました。今回は、3回シリーズの2回目。充実の家族旅をレポートします。
まずは、リゾナーレ八ヶ岳の中でも最もスリリングな冒険を味わえる「森の空中散歩」へ!2012年のオープン以来、多くのお客様から好評のアスレチックコースですが、今年の夏に小さな子どもたちから、より本格的な体験をしたい大人のニーズに応えてパワーアップしたそう。
重厚なメタルで作られた命綱をしっかりと装着。親切で頼もしいインストラクターが手取り足取り説明してくれるので、チャレンジする勇気が湧いてきます。
娘と一緒にレベル1のコースにチャレンジ。コースは身長90cmから楽しめる高さ1~2mのKIDSコース、高さ5~7m(レベル1~4)の5コースがあります。
ゆらり、ゆらり……。地上5〜7mの空中を森の動物のように渡っていく娘。命綱があるとはいえ、なかなかの勇気です。私も後ろから追いかけますが、ロープで繋がれた不安定な板を渡っていくのに必死。冷や汗をかきつつ、ゴールまでたどり着いたときには達成感が。いいエクササイズになりました。一方、子供たちは元気!「森の空中散歩」は一度体験すると自信がつくのか、皆「もう一度!」と、何度もコースを周ります。
爽やかな森林の中でのアクティビティは、他にも「森のストライダー」「森のマウンテンバイク」が用意されています。マウンテンバイクは大人用もあるので、親子で施設内の森の中に作られた全長200mのオフロードコースを駆け抜けることができます。
いい汗をかいた後は、ピーマン通りの「丸山珈琲」で極上のコーヒーブレイク。カフェオレは、娘も目を丸くするほど特別な美味しさ。それもそのはず、オーナー自ら産地を巡り出会った世界トップクラスのスペシャルティーの豆を使っているそう。繊細で上品な甘さのティラミスと一緒に。
お次は水着に着替えて、広大な室内プール「il mare(イルマーレ)」へ!広大な空間に感動。スイムウェアやビーチアイテムのレンタルも充実しているので、手ぶらで気楽に遊びに行けることも魅力です。
2018年7月には、森の生き物たちの世界に迷い込んだようなKids Areaが誕生。緑のウォールグラフィックには大きな葉が茂り、蝶や虫たちの姿が。噴水やスライダー、様々な形に姿を変える水と戯れることができます。
「入るのが夢だった」というウォーターバルーンにすっぽり収まる娘、空気を入れて膨らませて貰うと……
プールの深いところまでGo! ついに夢が叶った瞬間。
毎時10分間現れる人工の波は1.2mもあるとのことで、なかなかパワフル!まるで本物の海にいるようで、いつまでも波に乗り続けたくなってしまいます。
プールでたっぷり遊んだ後は、温かいお湯にゆったりと浸かることができる屋外ジェットバスで体の芯までポカポカに。大人も癒されるサービスがあちこちに施されているのが、リゾナーレの魅力。子供と全力で遊んでも疲れ知らずでいられます。
水着から服に着替えたら、ちょっぴりおなかがすいてきました。そこで、ピーマン通りのレストラン「マルシェ・オ・ヴァン」で至福のランチタイム。こちらでは、グラスワインと共にそば粉のガレットをチョイス。そして、ここでもキッズ・フレンドリー。こんなに可愛いらしいオムレツを焼いてくれます。嬉しいですね。
まだまだ遊びたい!ということで、お次はアート体験を。とんぼ玉アクセサリー作りに挑戦しました。
色とりどりのガラスの棒から好きな色を選び、バーナーで加熱。しばらくするとガラスが柔らかく溶け、美しく透き通ったとんぼ玉ができます。自分だけのオリジナルアクセサリーを作ることができるので、ぜひ旅の思い出にいかがでしょうか。
自分で作ったイヤリングには愛着が。宝物ができました。子供の心に残る体験です。
1日の間に大自然での非日常を味わえるアクティビティから創作活動、グルメまでを網羅できるのは、リゾナーレ八ヶ岳ならでは。今まで色々な子連れ旅に足を運んできましたが、ここまで親も子も同時に楽しめる場所は初めてです。次回はリゾナーレ八ヶ岳のお食事とワインについてお届けします。
星野リゾート リゾナーレ八ヶ岳
TEL 0570-073-055(リゾナーレ予約センター)
https://risonare.com/yatsugatake/
Text : 栗尾モカ
シンガポール在住のライター・イラストレーター。光文社「STORY」など女性誌を中心にライフスタイルや旅の取材執筆、朝日新聞などにイラスト・コミックエッセイの連載多数。著書「女のネタ帖」(学研)「サロン・ド・勝負」(KADOKAWA)「おしゃれレスキュー帖」(KADOKAWA)