ポートランド日記:日本にもほしいハッピーアワーにアートの日

全米一住みやすいと言われるオレゴン州ポートランドと東京のデュアルなWライフを送る小野アムスデン道子です。今日は、ポートランドで採用しているレストランが多いハッピーアワーとアートを楽しむために特典やギャラリーウォークのある第一木曜日のお話です。

東京でも割引のドリンクやフードが楽しめるハッピーアワーのあるレストランやバーはありますが、ホテル内などが中心のように思います。ポートランドは、実に多くのお店がハッピーアワーを設けていて、たいてい午後4時〜6時(7時までのところも)の早い時間と9時以降の遅い時間という2部制。

4時からとは早い…そして6時終了というのは仕事が終ってからでは日本では間に合わない時間ですね。ドリンクは、ビールやワインが1ドル引きとか特定のお得なカクテルが並びます。そして、チーズやディップなどのおつまみだけではなくて、ご飯がわりになりそうながっつりしたハンバーガーが6ドルとか。

季節によって生牡蠣がお得というお店もあって、とても人気。ポートランドのネオンサインがアイコンのアーリン・シュニッツァー・コンサートホールのお隣、ヒースマンホテル1階のバー&レストラン、ヘッドウォーターズもそんな生牡蠣を出しています。いっぱいのカラマリ(イカ)のフライが7ドル、ビール4ドルというハッピーなプライス。

Portland Heathman Hotel   http://portland.heathmanhotel.com

ポートランドで第一木曜日は、「ファーストサーズデイ」と言って、ギャラリーウォークといってギャラリーがワインを出したり、パフォーマンスがあったり、住民が楽しみしている日。アメリカ北西部最古で大きなポートランド美術館も午後5時〜8時は入館料無料(いつもは19.99ドルします!)。

一杯やってからアートを見るか、アートを見て7時までのハッピーアワーのお店で一杯やるか…とにかく幸せな気分になれる第一木曜日。東京も毎月こんな素敵な日ができればいいなと思います。

Text /小野アムスデン道子

「人生のガイドブック W LIFE」編集長。世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。日本旅行作家協会会員。

 

 

 

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