【Stayhome】世界の名建築訪問 あの落水荘も… バーチャルツアー公開中

新型コロナが世界中で猛威を振るう2020年。みなさん、ご無事でしょうか?私も、2月初旬に帰国したフランス・スペインの旅行を最後に、全ての旅行をキャンセルし、家に引きこもる毎日です。

日本のみならず世界中の博物館・美術館も休館してしまい、展覧会巡りの楽しみもなくなってしまいました。しかし、一方で、バーチャルツアーをネットで配信している美術館・博物館もたくさんあります。その中でも、ぜひご紹介したいバーチャルツアーがあります。

20世紀初頭のモダニズムを代表する建築家フランク・ロイド・ライト。ル・コルビュジエなどと共に「近代建築の三大巨匠」とも呼ばれています。彼の作品の多くはアメリカにあり、旅行者が気軽に訪れることができるニューヨーク・グッゲンハイム美術館もあれば、申し込み制等で内部を見学できるところもあります。また、一棟貸しのプランを提供し、数人で宿泊できる建物もあります。大正時代に建設された帝国ホテルは、現在は愛知県・明治村に移築されていますので、日本でもライトの建築を見ることができます。

彼の作品の中で、一番有名と言っても過言ではないのがアメリカ・ペンシルバニア州ミルランにある「落水荘 Fallingwater House」。滝を建築の中に取り込んだ斬新な設計のこの建物は、写真などで見たことがある方も多いのではないでしょうか。落水荘・グッゲンハイム美術館など計8つの建築作品は「フランク・ロイド・ライトの20世紀建築作品群」として世界遺産にも登録されています。多くの建物が閉鎖されている今、Frank Lloyd Wright Foundation フランク・ロイド・ライト財団等がコラボして、フランク・ロイド・ライト建築作品のバーチャル配信を202年4月2日から開始しました。毎週木曜日アメリカ東部時間午後1時から、6週間続く予定です。ライトが設計した様々な建築作品が持ち回りでバーチャルツアーを配信しますので、いろいろな場所に行った気持ちになれますね!

日本とは、サマータイムの今は時差が13時間ありますので、ライブで観るのは(金曜日深夜2時と)ちょっと難しいですが、ライト財団のサイトにて過去のツアーの動画にもアクセスできるので、好きな時間に好きな建築を楽しむことができます。↓ ぜひ、あなたも落水荘へ。

次回は、トラベルアクティビスト真里さんの「リアル落水荘訪問記」をお届けします。

Text/トラベルアクティビスト真里

世界中、好奇心を刺激する国々を駆け巡るトラベルアクディビスト。外資系金融機関に勤務の後、1年の3分の1は旅をする生活へ。ジョージア、バルト3国はじめ訪れた国は50カ国以上。日本中も巡り、行った先で出会った人、風景、食etc. 旅の醍醐味をレポートします。

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