虎ノ門に美意識貫くアーバンリゾート 東京タワーの絶景に酔う

高揚感とインスピレーションを与える非日常の場所。ひと味違うホテルならではの魅力を放つのが2020年10月20日に虎ノ門に開業したマリオット・インターナショナル(以下マリオット)のラグジュアリーライフスタイルホテル「東京エディション虎ノ門」です。

東京メトロ神谷町の駅から直結する神谷町トラストタワーの31階がロビー階。エレベーターが開くと、ナチュラルな白木に覆われた空間が広がり、さりげなくゲストを迎えるのは、倉俣史朗のチェア「How High the Moon」。ロビーに誘うように並ぶ小さなフレームに入った写真は渡辺克巳のコレクション。そして、その奥には500鉢以上のグリ―ンと東京虎ノ門の絶景が彩るロビーが広がります。

“エディション“は、マリオットがニューヨークの伝説のディスコStudio54の創設者であり、その美意識が貫かれたライフスタイルホテルを数々手掛けるイアン・シュレーガー氏(以下イアン)とパートナーシップを組んで誕生したホテルブランド。その土地や文化を反映するフィロソフィーの上に選び抜かれたアートやデザインが空間を造り上げていて、今までオープンしてきたニューヨーク、ロンドン、上海などその土地ごとに個性が異なります。そんなイアンの世界観を東京で実現させたのは隈研吾。ホワイトオークで統一した廊下、寺社の庇を思わせるスラットを使ったロビーなどがどこか日本を感じさせます。

「東京エディション虎ノ門」のロビーは、絶景広がるオープンな空間と共に緑に囲まれたコーナーも素敵。ソファにはさりげなくアンティークの着物が置かれ、テーブルにはアートの本。ここはひょっとしてイアンの私邸?と思わせるような雰囲気も。

中央にはロビー バー、そしてブルー ルームとジェイド ルーム+ガーデン テラス(今春開業予定)というダイニングも同じフロアに。グリーンやインテリアが仕切りながら“ロビー”という一つの空間の中にあるのは、ホテルロビーをいろんな人の社交場にという「ロビーソーシャライズ」を打ち出したイアンらしいデザインです。ロビー バーの旬の果実とハーブなどを生かしたミクソロジーカクテルやレストランの美しい一品は、ホテルで時を過ごす楽しさを教えてくれます。


テキ―ラベースの香茶のパロマ

アペタイザーよりリコッタチーズと塩麹きゅうり。ディルオイルを添えて。

全206室の客室は、木を生かしたモダンでミニマムなインテリア(ホテルキーも木!)が上質な落ち着きを感じます。ロフトテラスの部屋では62㎡の部屋に35㎡のテラスが広がる贅沢さ。ソファの他にダイニングテーブル、一部の客室にはIHコンロにシンクもあって、家のように寛げそう。紙ボトルの水に、国産のスピリッツなど置かれているドリンク類など細部にまでこだわりがあります。

スパはカップルスイート1室含む6室。ボディに使用するオイルは分子レベルの活性化を図るバイオプログラミングが「東京エディション虎ノ門」用に作ったもの。フェイシャルはフランスのオーガニックブランドであるアブソリューションというこだわりのあるライン。虎ノ門を眼下に望むカップルスイートには乾・湿のサウナも設置し、贅沢な時間を過ごせます。また、フィットネスと外光が射す14mのプールにジャグジーも備え、ホテルゲストは、優雅にウェルネスも。

ホテルは旅のためだけにあらず。日頃とは違うものと出会い、日頃とは違う空間に身をおいて、人生をちょっと魅力的にしてくれる場。「東京エディション虎ノ門」は、まさにそんな場所だと思いました。

東京エディション虎ノ門
www.marriott.co.jp/hotels/travel/tyoet-the-tokyo-edition-toranomon/

Text/W LIFE編集部

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