私の住む東京では緊急事態宣言が延長になり、外出自粛が続いています。リモート、オンラインミーティング、Clubhouse（笑）と、私もデジタル疲れぎみです。先日、私が勤務する脳科学ベンチャー「NeU」と手芸用品の専門店・ユザワヤがコラボして、「脳トレ手芸シリーズ クロスステッチ刺繍キット」を開発しました。実際に「クロスステッチ刺繍」をしているときの脳活動を計測する実験をしたところ、前頭前野の活動が高まり、認知機能の維持・向上が期待できるという結果になりました。
ユザワヤHPより https://www.yuzawaya.co.jp/news/43357.html
「手指を使う刺繍や編み物など手芸は、脳活動を活発にする」「編み図や図面を読み取ることが、空間認知能力を鍛えることにつながる」「楽しく作業をすることが脳によい刺激になる」など。刺繍を楽しんで、作品が出来上がって、脳活動も活発にと三方良し。
私もこれに習い、気分転換を兼ねて好きな毛糸で「がまぐち」を編み始めました。カンタンにできて、材料費も安く、個性的でかわいいもの、いろいろ作れます。リップクリームや小銭、鍵、飴などを入れるのにぴったりで、プレゼントとしても喜んでもらえます。がまぐち作りも脳によいことが期待できると思うので作り方をご紹介します。ぜひトライしてみてください！
【がまぐちの作り方】
完成サイズ：縦約８cm（金具含む）×横約８cm（口金のサイズによる）
所要時間： 1〜２時間程度
＜がまぐちの材料と道具＞
お好みの毛糸 適量
がま口用丸型口金 1個
手縫い糸 適量
＜道具＞
かぎ針 3/0号
毛糸とじ針
ハサミ
＜編み方・作り方＞
編み図はこちら。
写真に沿って説明していきます。
①はじめに毛糸で輪をつくり、かぎ針を右から左へ向かって輪に通し、通した先にある糸を引っかけます。
②かぎ針に引っかけたまま、糸を輪の外へ引き出します。作り目ができました。
③もう一度糸を掛けて引き出せば、細編み（☓）が１目編めました。同じ要領で、細編み（☓）をあと5目、合計6目編みます。
④最初と最後の目をつなげて円を完成させます。つなげるために引き抜き編みをしていきます。1目の細編みにかぎ針をいれます。
⑤続いて、2段目を編みます。ここでは増やし目をして、円を大きくします。まず、かぎ針に糸を掛けて引き抜き、立ち上がりの鎖編みを1目編みます。立ち上がりの鎖編みが編めました。編んだのと同じ目にかぎ針を入れ、細編み1目（☓）を編みます。同じところにもう1目細編み（☓）を編みます。同じ目に細編みを2目編み入れます。網目記号は（V）です。すべての細編みに２目編み入れ（V）、ぐるっと1周編みます。2段目は全部で12目です。
⑥３段目を編みます。３段目は、細編みを１目編み（☓）、つぎに細編み２目（V）、そして細編み１目（V）を繰り返します。３段目は18目です。
引き続き、円を大きく編んでいきます。
⑦４段目を編みます。4段目は、細編み1目（☓）、細編み1目（☓）、細編み２目（V）を繰り返します。 4段目は24目です。
⑨ ⑩ ⑪ 編み図に習い、５段、６段、７段、８段と編みます。
⑫ ９段を編んだところで、口金と編地が同じ大きさになりました。円を大きくするのをやめます。
※まだ口金より編地が小さければ、もう１段編みます。口金と編地が同じ大きさになるまで編み進めます。
ここからは増減なしで編みます。
⑬ 口金と編地が同じ大きさです。
⑭ ⑮ 増減なしで編むと、高さが出てきます。どんどん編み進めます。
⑯ 18段ほど編んで、縦が7センチぐらいになったら、編むのをやめ、切った糸と作り目の糸は処理します。これで、がまぐちの本体は完成です。
⑰ 本体と口金を合体させます。口金の穴の開いている方を外にして、がまぐちの本体の口金にはさみながら手縫い糸で縫っていきます。
⑱ ぐるりと縫いつければ、がまぐちの完成です。
※口金は、穴の空いているタイプと空いていないタイプがありますが、穴の空いているほうが、本体との合体が簡単です。100円ショップ「セリア」のライナップが豊富です。サイズの大きいものが作りたければ、大きい口金を用意します。そして口金の大きさの円のサイズまで編地を編みます。
Text / 糸藤友子
リクルート→ベネッセ→ミズノを経て、50歳で脳科学ベンチャーへ。母の死をキッカケに健康寿命の延伸をミッションと決める。「人生は1回きりの旅である」から、いろいろな人と出会い、様々な体験をして、豊かに生きたいと願う。ベンチャーでは、脳を計りながら鍛える“最新”脳トレサービスを立ち上げ中。【Active Brain CLUB】https://www.active-brain-club.com/ 【ストレスマネージャー】https://www.neu-active-brain.com/stress-manager/