【Vlog 温泉旅】「界 鬼怒川」から手業のひととき「200 年の歴史を継ぐ『黒羽藍染』の若手職人による工房ツアー」へ


旅好きで食いしん坊のYoutuberこやんさんが寄稿してくれた栃木県「界 鬼怒川」での温泉旅の後編。
「界 鬼怒川」の約300枚の豆皿が並ぶ「豆皿ギャラリー」や益子焼のトリビアクイズや益子焼でできた楽器の演奏が披露される「益子焼ナイト」など、こやんさんが大好きな焼き物三昧の前編はこちら
後編は、美しい色合いと伝統技法のすごさに感嘆の手業のひととき『黒羽藍染』の工房ツアーです。

創業1804年の「黒羽藍染紺屋」
「黒羽藍染紺屋」の八代目である小沼雄大さん

黒羽藍染は、栃木県指定伝統工芸品。創業1804年の「黒羽藍染紺屋」の八代目である小沼雄大さんが案内してくれます。若い方なのに驚きですが、江戸時代からの黒羽藍染技術と地中に埋め込まれた藍甕(あいがめ)を引き継ぐただ一人の職人とのこと。工房で販売されているさまざまな藍染の商品は古典的なものからモダンなものまで美しい藍の色合いにとても心引かれます。

まずは、デザインから型紙制作、染め上げまでの過程を聞きながら実際に型紙作りにもちょっと挑戦。しかし、難しくて熟練なしでは無理、ミツウロコのようにきれいな三角が寸分たがわず並ぶ型紙作りなど、どれだけ大変なのでしょうか!ちなみに、これだけ労力のかかる型紙は、繰り返して使えるので、譲り受けたもの含めて、小沼さんは6000枚を所有しているそうです。

藍染の型紙を布の上に置いて、糊(のり)をつけてつけていきますが、ずれないように、また均一に塗っていくのがこれまた至難の技です。布の上にハケなどで糊をのせて柄を描く技法もあり、自由に糊をのせた手ぬぐいを染め上げて後で自宅に送ってくれます。

藍甕に布をつけて染めていく工程も拝見できます。手作業での布の上げ下げが重労働なのに驚き。藍の一部は、栽培から手がけられており、葉だけを収穫して水をかけて発酵させるのだそう。藍甕にはお酒や水あめ、石灰などを加えて染料になっていきます。

工房には表裏の柄が異なる巾着やコースターなど手軽に購入出来る作品もありますが、作業工程の大変さを知ると、その貴重さがわかります。

取材協力
界 鬼怒川

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikinugawa/

手業のひととき「200 年の歴史を継ぐ『黒羽藍染』の若手職人による工房ツアー」

https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/kaikinugawa/activities/8822/

黒羽藍染紺屋

https://www.instagram.com/kurobaneaizomekonya/

Vlog /古山友子(こやん)

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フードトラベラー&YouTuber 食べるついでに観光する自称フードトラベラー。学生の頃から旅好きで、海外のデスティネーションのPR会社を経て、現在は食のPR会社に勤務。食を通して観光やその土地の文化を知るのがマイブーム。街歩き、雑貨屋巡り、食べ歩き、旅のYouTube「腹ぺこジャーニー」を撮ってます。
腹ぺこジャーニー https://www.youtube.com/channel/UC4BzazavFxr6WIBxv7mgeKQ

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