辛いものは好きですか?
W LIFEライターの中でも指折りの辛いもの好きな筆者。東南アジアの国々で「生の唐辛子ください」という言葉だけ流暢に話せるようになるほどで、日本の“激辛”なんて「口ほどにもないわッ」とふだんから豪語しています。ただがむしゃらに辛いだけでは全然うれしくなくて、ちゃんとおいしくないと嫌。そんな小うるさい辛いもの好きの筆者に舞い込んできたこのニュース。「赤から 夏のホルモンフェア&激辛鍋 開催」。激辛という言葉にピピピと反応したのは言うまでもありません。さっそく試食会に参加いたしました!
名古屋発祥の『赤から』といえば「旨辛」が魅力の鍋のお店。味噌ベースのコクのある「赤から鍋」が看板メニューで、まったく辛みのない0から10番まで、辛さを選べることもあり、辛いもの好きなら一度は門をくぐったことがあるのでは。しかし同社広報ご担当者によると「激辛好きの間ではまだ刺激が足りないとの声もあり」、このほど辛さの限界に挑戦した「激辛鍋」(1人前2,079円)を6月3日から8月31日までの約3か月間、展開することにしたのだそう。辛さ(スコヴィル値)ランキングで世界第二位の「トリニダード・スコーピオ」そして第三位の「ブート・ジョロキア」を配合し、これまでの辛さマックスが10番までだったのに対し、30番に相当する辛さとのこと。オーダーの際には同意書にサインをすることが求められるというから、かなり振り切れています。期待に胸が膨らみます。
ぐらぐらと煮え立つ鍋はもう見た目が真っ赤。具材は国産牛ホルモン、豚バラ、名古屋コーチン入りつくね、台湾ミンチ、油揚げ、とうふ、白菜、白ネギ、もやし、ニラ、そしてもちろん唐辛子! 具だくさんでいろいろ味わえるのもうれしいところ。さっそくいただいてみましょう。
う~ん、これは確かに辛い! とはいえ、赤から鍋の魅力である味噌の旨味や食材の味を殺すことなく、おいしい辛さ。じんわりというよりシャープな辛さで、口に入れたらすぐに感じるものの、激辛料理にありがちな塩分過多もなく、スープまで飲み干せます。ホルモンの甘みが辛さを和らげてくれ、ますます食欲が増進。ごはんに、ビールにとわんぱくに食べ進めることができるでしょう。そうそうこれだよ、こういう激辛料理が好きなんだよと幸せなひとときとなりました。夏場だけといわずいつも食べられるようにしてほしい! とりあえず、激辛仲間を誘ってもう一度食べに行きたいと思います。
ちなみに、今回の試食会ではホルモンフェアの新商品のお味見もありまして。前述したように『赤から』は鍋のお店というイメージですが、実はエリアによってテーブルごとにロースターがついた焼肉屋さんという顔もあります。ホルモンフェアでは、それぞれのお店の特徴に合わせて陶板焼き、鉄板焼き、焼肉と3つのタイプのホルモン焼きが楽しめるそう。これもまた、ホルモンが新鮮ゆえに味わい深く、かつしっかりとコク旨な味付けのおかげでお酒が進みます。特に4店舗限定(横浜西口店/浜松初生店/金山南口店/豊橋柱店)の新メニュー「赤からホルモン焼き」(1人前1,518円、2人前よりオーダー可)は赤から鍋のスープなしバージョンといった感じ。このために開発されたという特製にんにく味噌が効いていて、かつ〆のラーメンはつけ麺用の太麺を使用と、がっつり食べ応えのあるスタミナメニューに仕上がっています。夏だからこそ食べたくなることは必至の逸品。4店舗か……都内にはないな……いや! 夏の旅先を浜松や名古屋にすればいいのでは? などと考えてしまうあと引くお味でございました。
ホルモンでコラーゲンをたっぷり補充し、唐辛子で代謝をUP! 夏に向けてぜひに。
赤から 夏のホルモンフェア&激辛鍋
提供期間:2024年6月3日~8月31日
※開催店舗は要確認
赤から公式サイト:https://akakara.jp/
赤から激辛鍋特設サイト: https://akakara.jp/pages/gekikaranabe-2024
Text /岩佐史絵
トラベルジャーナリスト/コーディネーター。人生を豊かにするような旅を! をモットーに、魅力的な旅スタイルをさまざまなメディアに提案。ラグジュアリー、グルメ、子連れ、教育などのテーマでの旅記事執筆が多いものの、北極やアマゾン源流など辺境も大好物のフリーランス。