どこかオシャレで外国な感じの札幌の象徴「札幌市時計台」。「青年よ大志を抱け」と語ったクラーク博士が明治11年に建てた札幌農学校の施設だったもの。そこから歩いて1分とすぐ近くにあるスタイリッシュなホテル「クロスホテル札幌」では、そんなオシャレな札幌の滞在をアートやJAZZを感じながら楽しめます。また、最上階にある大浴場からはパノラミックな札幌を一望。露天風呂もある天空のオアシスで寛げます。
そこかしこに北海道にゆかりのあるアートが飾るクロスホテル札幌の館内。そしてメインダイニングであるレストラン「hache (アッシュ)」のある3階には、真っ赤なスタンドピアノが目を引きます。夏の札幌の風物詩である「サッポロ・シティ・ジャズ」とコラボして、前庭でライブイベントを開いたりもしていて、この真っ赤なピアノを弾きに来たジャズプレイヤーも多く、ピアノにも直筆サインが見て取れます。
「アッシュ」は、シェフが北海道の季節素材を中心にフレンチベースの技術で生かした料理。エンターテインメント溢れる盛り付けで目にも楽しく、野菜がこんな風に生かされるのかと驚かされます。
ある日のランチのメニューから最初の1品「魚介 ビーツ タブレ」。クスクスを使ったサラダのようなお料理ですが、ビーツの赤い色が美しく、アートのよう。メインは「名寄ひまわり畑ポーク 2種調理」。オレイン酸たっぷりのひまわりの種を食べて育ったブランドポークをコンフィと備長炭のグリルの2種調理で。この日は、ピンク色のじゃがいもノーザンルビーや黄人参、紅くるり大根、紅しぐれ大根など周りを飾る15種類もの野菜のこれまたきれいなこと!
客室は、日本にはちょっとないようなビビッドなデザインでビューバスを備えた特別室クロスHIP、4名使用もできるツイン、落ち着いたダブルなどデラックスとスタンダードのカテゴリーにも分かれていて、バリエーション豊富です。
ツインは4名使用にもできる。2名で使うとソファスペースもあってゆったり。
そして、都市型観光でもやっぱり大浴場は、疲れも取れてうれしい!しかも札幌の街を見渡せる最上階で、露天風呂付き!
北海道に来て立ち寄ることの多い札幌ですが、泊まって楽しむにもいい街です。
クロスホテル札幌
https://www.crosshotel.com/sapporo/
住所 : 〒060-0002 北海道札幌市中央区北2条西2丁目23
宿泊料金 :1泊7,000円~(2名1室利用時1名あたり・税込・食事別)
Text / 小野アムスデン道子
世界有数のトラベルガイドブック「ロンリープラネット日本語版」の編集を経て、フリーランスへ。東京とポートランドを行き来しつつ、世界あちこちにも飛ぶ、旅の楽しみ方を中心に食・文化・アートなどについて執筆、編集、プロデュース多数。インバウンド・コンサルタント。日本旅行作家協会会員。