シンガポール発:インド人師匠から伝授された魅惑のバターチキンレシピ

シンガポールに移住してから、インドカルチャーに触れる日々を送っている栗尾モカです。今回、インド人の先生に本場のバターチキンカリーを習いました。

バターチキンというと、特に日本人の生徒さんからのリクエストが多く、中にはバターチキンの回だけレッスン料を上げる先生もいるほどに(笑)人気のメニューです。多くのインド料理レストランでも、シグネチャー・ディッシュとしてバターチキンをお勧めしています。

今回、そのレシピをお伝えしようと思いますが、作り方はいたって簡単。材料を順番に炒めていき、バーミックスで撹拌して味付けするだけです(大変なのは材料集めだけだと思います)スパイスは揃えれば揃えるだけ本格的な味付けになりますが、実際に作る場合には全て購入しなくてもできる範囲で揃えられたらよろしいかと思います。

 

日本でも購入できるギーは、インド料理の定番

【バターチキン レシピ】

*使いたい具(チキン、エビなどは、塩・胡椒で下味をつけて軽く炒めておく)

*ギー(大さじ2)をとかす(ギーは発酵無塩バターから水分やたんぱく質を取り除いたもの。常温で保存できる。なければバターで代用)

*洗った板シナモン、ベイリーフ(1本)、スターアニス(2個)を炒める(香りが出たら取り出す)

*クミン(小さじ1)を入れて香りがでるまで炒める

*ざく切りにしたタマネギ(1個)、ガーリック(2かけ)、グリーンチリ(適量)、生姜(小さじ2)を入れる

*さらにトマト(500グラム)を入れて炒める

*トマトペースト(大さじ5)、とろみ用のカシューナッツ(12〜15個)を加える

*塩(小さじ2)、コリアンダーパウダー(小さじ4)、チリパウダー(小さじ1)を加える

*焦げないように水を少し加えてしばらく煮てから、バーミックスでなめらかにする

*砂糖・塩で好みの味に調味する

*用意しておいた具(チキンやエビなど)を加えて一煮立ちさせる

*ガラムマサラ、生クリームをお好みの量で加えて完成!

 

★さらにプロっぽい風味をプラスするなら:Kasuri Methi(カスリメティ)を加えます。なかなか手に入りにくいハーブですが、トマト系のカレーによく入れるもので、独特の香りがあります。このハーブを加えることで一気に本格的に!

★バスティマライスや、ナンを合わせてお召し上がりください。

完成したバターチキンカリーは、トマトの程よい酸味と生クリームのまろやかさにスパイスの風味が奥ゆきを加え、なんともうっとりする味に仕上がります。これを家庭で作ることができたら「やるじゃん!」と言われること間違いなし(?) 私の中では殿堂入りレシピになりました。みなさんもどうぞお試しくださいませ。

美味しさがいまひとつ写真に乗り移っていませんが、本当に美味しいです!

 

Text : 栗尾モカ/Moca Kurio

 

国際線CA、出版社勤務を経てライター・漫画家に転身。「STORY」等の女性誌を中心にライフスタイルや旅の取材執筆、朝日新聞などにイラスト/コミックエッセイの連載多数。シンガポール在住。日本ソムリエ協会ワインエキスパート

 

 

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