末広がりの八は、縁起のよい数字。このおめでたい八にちなんだ八色小籠包が楽しめるのが、シンガポール発のシャイニーズレストラン「パラダイス・ダイナシティ」。なんと場所は、丸の内線・日比谷線の銀座駅から徒歩1分。
色とりどりの八色小籠包やコラーゲンたっぷりの薬膳蒸しスープなど、新春から気分の上がるチャイニーズをご紹介します。
まずは、シグニチャーの1品「八色小籠包」。丁寧に18ひだを作った薄皮に具が包まれ、一口かじるとじゅわっとスープがあふれて、個性ある具の旨みが口中に広がります。左写真のレンゲの上にあふれ出るスープと一緒にのっているのは黒トリュフ!そして時計回りにチーズ、蟹の卵、ガーリック、麻辣(マーラー)、高麗人参、フォアグラ、そして中央がシンブルな豚肉のオリジナル。
次はどんな味?と食べるのが楽しい。個人的には、蟹の卵が蟹の風味がスープからもあふれておいしかったのと、意外にチーズもいけると思いました。もちろんオリジナルも!。8色で1790円。それぞれを個別に(6ピースまたは10ピース)オーダーすることもできます。
「パラダイス・ダイナシティ」は、シンガポールを発祥に上海、台湾、香港などアジア7カ国に展開しているレストラン。銀座の料理長を務める金子優貴シェフは「八色小籠包は、文化多様性に富んだシンガポールだからできるユニークな一品だと思います。それぞれの国の店の特色のある料理もあって、それを取り入れることもあります」と言い、「日本ではとても珍しいと思いますよ」と勧めてくれたのが、次の「水連菜のにんにく炒め」。水連菜は、金子シェフが台湾の店を訪れた時に出会った素材。
シャキシャキとした歯触りが楽しめる一品。水連菜の持ち味をいかして、さっとニンニクと一緒に塩炒めしたシンプルな味がたまりません。(1,500円)
そして、一人分が3,000円というお値段ながら、これを食べるだけに行ってもいいと思ったのが、冬にぴったりの体が芯から温まる「薬膳スープ」。フカヒレ、牛スネなどコラーゲンたっぷりの具材や烏骨鶏に干し貝柱など薬膳食材、クコの実、花椎茸、龍眼なども加えて約12時間も煮込んで出したスープは、塩などの調味料は加えていないのに、驚くほど味わい深い!
そのほか、新メニューで注目は、ヒーハーいう辛さがたまらない麻辣(マーラー)料理の数々。「海老入りワンタンのチリソースがけ」(900円)は、もちっとしたワンタンにぷりっとした海老とチリソ―スがぴったり。細く手伸ばしした麺とじっくり煮込んだ豚骨ベースのスープがマッチする麺類も人気。
日本のお正月は明けましたが、中国の旧正月(春節)は2019年は2月5日。開催中の新たな節目を祝う「新年フェア」(2月27日まで)で人気なのは「北京ダック」。8〜10人で分け合える1羽(5,000円)は人気。半羽(2,500円)もあります。パーティプランを利用すると17〜18時はフリードリンクが半額というハッピーアワーも。たくさんで来ていろんな料理を分け合って食べれるのがチャイニーズの魅力。
銀座で新春を祝うチャイニーズのあれこれ。春から気分を上げていくのにもぴったりです。
パラダイスダイナシティ
住所:東京都中央区銀座3丁目2−15 ギンザ・グラッセ 1F&B1F
TEL:03-6228-7601
https://www.paradisedynasty.jp
文中価格はすべて税別
Text/ W LIFE編集部