「アメリカ発 スポーツ栄養学に基づくヘルス&ウェルネス 2023」筋肉を増やし体脂肪を燃やす食べ方とは?



在日アメリカ大使館農産物貿易事務所((U.S.Agricultural Trade Office)が、「ごちそう USA」とパートナーシップを組んだ「アメリカ発スポーツ栄養学に基づくヘルス&ウェルネス 」プロジェクトのセミナーに行ってまいりました。

スポーツ強大国で知られるアメリカは、スポーツ栄養学のリーダー的存在。1896〜2020年の夏季オリンピックでのメダル獲得数世界一という実績は、アスリートをスポーツ栄養学がサポートしているという証でもあります。セミナーでは、管理栄養士/公認スポーツ栄養士として25年近くトップアスリートの食事サポートをしてきた橋本玲子氏(株式会社Food Connection代表取締役)が「食事で筋肉を増やした体脂肪を燃やす」方法についてレクチャー。また、7歳からハワイで育ち、ヘルシーなスタイルの女優/歌手のすみれさんが登壇し、クロストークも。

まず、橋本氏のレクチャーでとても参考になったのは「食事で筋肉を増やし、体脂肪を燃やす3つのポイント」。
1.活動量に見合ったエネルギー量をとること

ダイエットと思って食べない人多いけれど、食べながら無駄な脂肪を落とすのがポイント。

2.たんぱく質はバランスよくとること
筋肉を増やすためにはたんぱく質の量だけではなく、動物性か植物性かの種類・いつとるかなど、1日を通してどのようにとるか、他の栄養素との組み合わせを考慮すること。体重1kgあたり1日1.2g〜2g、1食あたり20gのタンパク質をとるのが目安。運動後だけでなく1日を通して均等に食べる。

3.微量栄養素と植物繊維を積極的にとること
20〜40代の女性に不足しがちな植物繊維、カルシウム、ビタミン、鉄が多い食品を積極的にとり、代謝や身体の機能を円滑にすること。たんぱく質は、動物性ばかりとると同時に脂肪も多くとることになるので、植物性の大豆やナッツなどもバランスよくとる。

アスリートは、たんぱく質をとる量は運動で変わらないそうで、変わるのは糖質の量。運動量が少なければ減らし、運動する時はエネルギー源になる糖質(炭水化物)をとるのだそう。そういえば、マラソンなどエネルギーを使うアスリートは競技前にはおにぎりなど炭水化物をとるというのを聞いたことがありますね。この考え方は参考になります。

そんな、スポーツ栄養学に基づいて、アメリカ産の農産物を使ったメニューを披露。

・ビタミンDも豊富な「アラスカ産紅鮭のサンドイッチ」 
・「おかずマフィン 子供向けにタンパク質が一緒にとれるソーセージ&チーズ などおかずを入れたマフィンはカルシウムも豊富。
・カリフォルニア米を使い豚肉を入れた「スティックオムライス」パーティなどに出すにもよさそう
・ナッツやドライフルーツたっぷりの「プロテインバー」。
・ビタミン豊富な「シトラスアイスティー」と「ブルーベリースムージー」

すみれさんは「オートミールやキヌア、コンブチャといったヘルシーフードが好きで、日本でもこれらは手に入るし、さらに色とりどりの野菜などいろんな食材が手に入るのが日本のいいところ」と言います。産前に、鉄分や葉酸が不足と言われ、野菜・フルーツを鍋やサラダなどで取るようにしているそう。あと「よく眠る」のも心がけていて、生活の中で大事にしているのは「食事・運動・寝る」。

橋本氏も「鉄と葉酸は、日本女性に不足しがちな栄養素。妊娠・出産後はより必要になります。睡眠は、アスリートにとってもとった栄養を吸収するために、非常に大事」と語り、出産を経たすみれさんに「産後はリカバリーの時期。よく寝て適度な運動をし、1日3回決まった時間に食べるリズムをつくること。外でとりにくい野菜と果物を意識してとる、眠る、ストレス溜めないことはとても大事です」とアドバイス。

すみれさんは用意されたアラスカ産サーモンの紅鮭サンドイッチとエナジープロテインバーにフロリダ産のグレープフルーツやサラダとブルーベリースムージーの「すみれプレート」に「とてもおいしくて余分な脂肪をつけず質のいいタンパク質がとれていいですね」とコメント。柑橘類も疲労回復にとるのによいそうで、バランスのとれたランチにぴったりです。

ワシントン州のワインを使ったワインクーラーやカクテルもライトなお食事にぴったりでした。

アメリカ産食材のレシピはこちらも参考に
https://www.usdajapan.org/ja/recipe/

Text / W LIFE編集部

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です