芹澤和美さんは、上海大学文学院に留学経験もあり、フリーランスのトラベルライターとして、 マカオ、香港をはじめ中国語圏を中心に世界中を取材されるほか、さまざまなメディア企画やイベントなども手掛けるジャーナルハウスの代表としても活躍されています。11月にご一緒したシンガポールへの取材時に芹澤さんがお客様のおもてなしに作る「開運点心」の話になり、ぜひ味わいたい!作ってみたい!と開運点心クラスをお願いしました。
開運点心は、心込めて皮を練るところから。旅好き3人で豆腐干絲やバカリャウを使った前菜をいただき、スパークリングワインを片手に、練り練り。芹澤さんの素敵な笑顔にもてなされ、ワイワイと作った開運点心はジューシーでほっぺが落ちました。手作りをおいしいと言ってくれる食いしん坊の方にぜひ。
開運点心のレシピと作り方はこちら:
■水餃子 (40 個分)
皮 薄力粉 125g
強力粉 125g
水 120cc
こねて耳たぶぐらいの固さになったら、ラップをに包み15分ぐらい寝かせた後、打ち粉をした台の上で生地をこねる。手のひらの付け根でぎゅっと押し出して折りたたむ、これを気合いと心を込めて100回(引っ張ってなめらかな感じになるまで)その後さらに2時間寝かせる。
生地を休ませている間に餡を作る。
水餃子の餡
豚ひき肉 200g
白菜 2枚 細かく切る
酒 あれば紹興酒 大さじ1弱
ごま油 大さじ1
醤油 大さじ!
上記の材料を粘りが出るまでよく混ぜる。
休ませた生地を10回こねた後、ボール状に丸め、真ん中に指で穴を開ける。
生地を引っ張りながら穴を広げていき、直径30㎝ぐらいのリング状にする。リングを2等分し、1本ずつコロコロ転がして直径3㎝の棒状にしたら、幅3㎝に切り分ける。
それを1個ずつ手のひらで潰してから、麺棒で直径8㎝の円状に伸ばす(真ん中は厚めに、外側は薄めにするのがコツ)。
伸ばした生地に、大さじ1ぐらいの餡を入れ包む(くっつけるときに水は不要)
タレ 醤油 (中国醤油 赤酢)
■小籠包 (20個分)
強力粉 100g
砂糖、塩 各小さじ1/2
ごま油 大さじ1/2
熱湯 60Cc
耳たぶの固さになるまで練り1時間休ませる。
棒状にして20分割に切り分け、打ち粉をした台の上で円形に伸ばす(真ん中をやや厚めにすると破れにくい)。
小龍包の餡 豚ひき肉 120g
スープのもと(ゼラチン6g、鶏がらスープ 70cc、戻した干ししいたけ大さじ1、オイスターソース 大さじ1)
以下はみじん切り
ネギ 20g
生姜 10g
にんにくひとかけ
オイスターソース 大さじ1
醤油 小さじ1/2
インスタントコーヒー 小さじ1/2
最初にスープの素を作る。熱湯にゼラチン以外の材料を入れ、スープ状になったらゼラチンを入れて混ぜ、固まるまで冷やす。
餡の材料を粘り気が出るまで混ぜ、その後、15分間ねかせた後、固まったスープの素を混ぜる。
できあがった餡を皮に包む(ゼラチンが溶けないよう、手を氷水で冷やしながら包むのがコツ)。ヒダを作りながら包んだ後、頂上部を少しだけ潰すと、汁がこぼれない。8分蒸す。
お料理研究家のように手順を教えてくれた芹澤さん。皮を錬るのと寝かす手間はありますが、簡単に作れるのに驚き!そして隠し味のインスタントコーヒーに感心。とてもおいしくいただきました!!
協力/ 芹澤和美 ジャーナルハウス https://journalhouse.co.jp/wp/
Text / W LIFE編集部