蒸し暑い季節。ミントリーフが香るラッシーはいかがでしょうか?スパイスを加えるインドならではのラッシーは、爽やかな余韻を楽しめます。材料に含まれるミントとスパイス(クミン)には、嬉しい美容効果もあります。そのまま飲んでも美味しく、インドカレーとはもちろん相性抜群です。
【材料】(2グラス分)
プレーンヨーグルト(1カップ)
水と氷(適量)
ハチミツ(お好みで)
ミントリーフ(10枚程度)
塩(ピンク岩塩やChat masalaなど)
ブラックペッパー&クミンシードパウダー(もしあれば)
※分量はお好みで調節してください
【作り方】
材料を揃え、ミキサーで攪拌する。冷やしておいたグラスに注ぎ、ミントの葉を飾って完成。
もし時間に余裕があれば、クミンシードをフライパンで乾煎りし、香ばしい香りが立った時点でフードプロセッサーに入れてパウダーを作り、ひとつまみ加えることで本格的な風味をプラスできます。
ペパーミント色のラッシーは見た目も涼しげ。メントールの爽快感がたまらない夏にぴったりのドリンクです。ミントとクミンは相性が良いので、インドではミントラッシーにはクミンを入れることが多いです。クミンにはテルペン、フェノール、フラボノイドなどの活性成分が含まれ、高い抗酸化作用があるといわれています。
ほんのり甘いラッシーに塩やスパイスも入れるのが特徴。Chunky Chat Masalaは、スパイスがミックスされた旨味たっぷりの塩で、ミントラッシーにぴったり。余った分は野菜やフルーツに振り掛けるとインド風サラダになりますし、色々なインド料理の味付けに使えるので重宝します(ネットなどでも購入できます)Chunky Chat Masalaがない場合には、普通の塩でも充分。ピンク色の岩塩は塩味に丸みがあるのでベストです。ミントは生命力の強いハーブ。部屋で育てていると、どんどん増えます。摘み取った時や料理中にほんのり香り続けるので、天然アロマテラピーを楽しめますし、殺菌作用やデトックス効果があるので普段の食生活に取り入れたいハーブです。
このレシピではハチミツを加えているのでほんのり甘いですが、甘みを加えずに作ると料理との相性がよく、食が進みます。ぜひお試しください。
Text /栗尾モカ
美大でデザインを専攻した後、国際線CA、出版社勤務を経てライター・漫画家に転身。光文社「STORY」で10年間執筆するほか、女性誌を中心にライフスタイルや旅の取材執筆、朝日新聞などにイラスト/コミックエッセイの連載多数。2017年よりシンガポール在住。現在シンガポールのmediaで執筆しながらインド人講師によるヨガスクールでCertificate Courseに通学中。アーユルヴェーダを取り入れたインド料理も学んでいる。